僕の相手はミラでなければ、何の意味もない
「君を選んだのは一番都合のいい相手だったからだ」
魔力のない「無能」に生まれたせいで、家族から虐げられていたミラベル。しかも冷酷非道と噂の男爵・イリアスとの婚約を勝手に決められてしまった。
男爵家でも、きっと家族と同じように冷遇されるだろう……。そう覚悟していたけれど使用人たちはミラベルを好いてくれ、穏やかな日々を過ごすうちに本来の自分を取り戻していく。
ある夜ミラベルの手料理をきっかけに、イリアスからは不器用な愛情を向けられるように。しかし実は国を揺るがすほどの能力をミラベルが持っていたと判明すると──!?
クールな溺愛男爵と「無能」令嬢の不器用ラブロマンス